診療案内

診療科目

小児科

視力スクリーニング検査

0歳の視力は0.1ぐらいしかありませんが、3歳では0.5、5歳では1.0となり大人と同じ視力になります。その後も視力は成長し、8~9歳で完了します。この時期に近視、遠視、斜視などで視力の発達が障害された状態が長く続くと、弱視になる可能性があります。弱視とは矯正をしても視力がでないことです。弱視の可能性のある子供は、50~100人に1人と言われています。3歳ごろに発見し、治療することが重要です。

当院では近視、遠視、乱視、不同視(近視や遠視などで左右の目の度数差がある)、斜視を検出するスクリーニング機器を導入し、早期発見に努めています。
予防接種、乳幼児健診の際に行いますが、ご希望があれば通常の診療時にも行います。

下記のような症状があれば注意してください。

  • 視線が合わないことがある。
  • 眼の動きが気になる。
  • 片目を隠すと嫌がる。
  • テレビを前の方でみる。
  • 物を見るとき、顔をしかめたり、目を細める。
  • 物を見るとき、斜めから見たり、上目遣いで見る。
  • 戸外の明るいところへ出ると、片目をつぶる。

気になることがあれば、お気軽にスタッフにご相談ください。 検査のイメージ

心臓精密検査

心雑音、脈の乱れ、胸痛を指摘されたお子様は当院で精密検査が可能です。

また先天性心疾患、不整脈、川崎病の既往、学校健診で異常を指摘されたお子様も検査ができます。

当院では心電図、心エコー検査、レントゲン撮影をおこなっております。検査には時間がかかるので、あらかじめ電話で予約してください。

予防接種

事前予約でいつでも接種できますが、接種専用の時間帯を設けています。
(月・火・水・金曜日14:00~15:00)
この時間帯は、感染症等の心配がなく、安心して接種していただけます。
ワクチン接種スケジュール、ワクチンに関するご質問はお気軽にお尋ねください。


※完全予約制、必ず母子手帳・予診票をご持参ください。

予防接種を受ける前に予診票を記入して来院されてください。


任意接種ワクチンの予診票はこちらからダウンロードできます。
予診票PDF(B型ロタ水痘おたふくかぜインフルエンザ)

当院で接種できるワクチン
  • B型肝炎
  • ロタウイルス
  • ヒブ
  • 肺炎球菌
  • 子宮頸がんワクチン
  • 四種混合
  • BCG(結核)
  • 麻疹風疹混合
  • 水痘(みずぼうそう)
  • 髄膜炎菌ワクチン
  • おたふくかぜ
  • 日本脳炎
  • 破傷風
  • インフルエンザ
  • A型肝炎
  • 狂犬病
  • 三種混合
  • 不活化ポリオ
ワクチンの種類と接種間隔

従来、生ワクチンは接種して27日以上、不活化ワクチンは6日以上開ける必要がありましたが、令和2年10月1日から異なるワクチンの接種間隔の規定が撤廃されます。
下記の図を参考にされてください。


生ワクチン

麻疹(はしか)風疹混合、BCG、
おたふくかぜ、水痘、ロタウイルス

27日以上あける 生ワクチン
生ワクチン

麻疹(はしか)風疹混合、BCG、
おたふくかぜ、水痘、ロタウイルス

間隔をあけずに接種可能 不活化ワクチン
不活化ワクチン

ヒブ、肺炎球菌、四種混合、第2期ジフテリア・破傷風、日本脳炎、インフルエンザ、B型肝炎、A型肝炎、狂犬病、破傷風、子宮頸がんワクチン、髄膜炎菌ワクチン

間隔をあけずに接種可能 生ワクチン
不活化ワクチン

ヒブ、肺炎球菌、四種混合、第2期ジフテリア・破傷風、日本脳炎、インフルエンザ、B型肝炎、A型肝炎、狂犬病、破傷風、子宮頸がんワクチン、髄膜炎菌ワクチン

間隔をあけずに接種可能 不活化ワクチン
生ワクチン

生ワクチンは、感染の原因となるウイルスや細菌などの病原性を弱めてワクチンにしたものです。接種により軽い感染をおこして免疫を獲得することにより、自然感染による病原体からの感染を防ぐことができます。

不活化ワクチン

不活化ワクチンは、細菌やウイルスから、感染を防ぐのに必要な部分のみを取り出したものです。生ワクチンとは異なり、体の中では増えないので、十分な免疫を作るには複数回接種する必要があります。

予防接種を受ける前に

事前に接種予定のワクチンの予防接種手帳の説明書を読んで、予診票を記載して来院されてください。任意接種ワクチンの予診票は当院で記入してください。

同時接種について

2種類以上のワクチンを1回の受診で接種することです。
効果や安全性は1種類を接種する場合と変わりません。一度に何回も針を刺すのはかわいそうかもしれませんが、必要な免疫を早めに獲得することで、ワクチンで予防できる病気を防ぐことができます。また乳児期は特に接種する種類が多く、同時接種により受診回数を減らすことができるので、当院では積極的に同時接種を行っております。

B型肝炎ワクチン(定期接種)

日本におけるB型肝炎ウイルス(HBV)感染者は国民の1%(130万~150万人)と推定されています。そのうちの10~15%は慢性肝炎、肝硬変となり、1%が肝臓癌になると言われています。HBV感染は症状がでない不顕性感染や急性肝炎の後に治癒する一過性感染と持続感染(キャリア)の2つに分かれます。持続感染者の多くは自覚症状がないため、知らないうちに感染源になる可能性があります。また小児の感染、とくに3歳未満の児は持続感染となりやすいことが分かっています。最近日本では欧米型の遺伝子タイプのHBVが、性的活動の高い20~30歳の若年成人を中心に増加しています。

接種開始は2ヶ月から、1回目と2回目は4週間隔で接種し、3回目は1回目から20~24週経過した後に行います。
公費(自己負担無し)で定期接種できるのは、0歳児のみです。

それ以外の年齢の方は、任意接種でおこないます。
3回接種することで免疫が20年は持続すると言われています。水平感染を予防しキャリアにならないようにするために、早めに予防接種をおこないましょう。当院ではキャリアのお母さんからの母子感染予防のためのワクチン接種もしています。

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ロタウイルスワクチン(任意接種)

ロタウイルス胃腸炎は冬から春先にかけて流行します。生後6ヶ月~2歳をピークに5歳までにほとんどの乳幼児が感染します。初めて感染した時に、嘔吐、下痢の症状が強く脱水症をおこすことがあります。また脳炎や腎障害など重い合併症をおこすことがあります。ワクチン接種により重症化を防ぐことができます。
生後6週から接種可能です。(初回接種は生後14週6日までに行うことが推奨されています。)
2020年10月からロタワクチンは定期接種になります。
対象は2020年8月以降に出生された児が対象になります。
ヒブ、肺炎球菌、B型肝炎と一緒に生後2ヶ月から始めましょう。
飲むワクチンで、2種類あります。どちらか1種類を経口接種します。

2回接種ワクチン(ロタリックス)
4週間以上の間隔で、2回経口接種します。ただし生後24週までに2回接種する必要があります。

3回接種ワクチン(ロタテック)
4週間以上の間隔で3回経口接種します。ただし生後32週までに3回接種する必要があります。

当院では通常ロタリックスを接種していますが、他院でロタテックを接種されている方、ロタテックの接種をご希望される方は、電話で御予約ください。

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ヒブワクチン(定期接種)

インフルエンザ菌b型感染により肺炎、細菌性髄膜炎、敗血症などの重篤な感染症をおこします。5歳未満のこどもがかかりやすく、0~1歳までが髄膜炎にもっともかかりやすい年齢です。髄膜炎にかかった20%程度のこどもたちが、難聴、発達障害、神経障害などの重篤な後遺症が残ると言われています。
生後2ヶ月になったらすぐに接種しましょう。接種間隔は4週間の間隔で1歳までに3回接種し、3回目からおおむね1年の間隔をあけて追加接種をおこないます。B型肝炎ワクチン、ロタワクチン、肺炎球菌ワクチンとの同時接種が可能です。生後3ヶ月では四種混合ワクチンとの同時接種も可能です。

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肺炎球菌ワクチン(定期接種)

肺炎球菌による感染症では、肺炎、中耳炎、敗血症、細菌性髄膜炎などをおこします。髄膜炎の合併症には運動機能障害、発達障害、難聴などの重篤な後遺症があります。
生後2ヶ月になったらすぐに接種しましょう。接種間隔は4週間の間隔で1歳までに3回接種し、生後12~15ヶ月の間に追加接種します。B型肝炎ワクチン、ロタワクチン、ヒブワクチンとの同時接種が可能です。生後3ヶ月では四種混合ワクチンとの同時接種も可能です。

肺炎球菌ワクチン(定期接種) ページトップペ
四種混合ワクチン(定期接種)
ジフテリア菌

高熱やのどの痛み、犬がほえるような咳により、窒息をきたします。また心筋炎や、末梢神経炎をおこすことがあります。

百日咳菌

感染するとかぜ症状で始まり、その後ひどい咳嗽発作を認めます。回復に1~2ヶ月かかります。最近では、ワクチンの効果が減弱した成人の感染が問題になっています。ワクチン未接種の乳幼児が感染すると肺炎や脳症になる場合があります。

破傷風菌

土壌に潜み、傷口から感染します。ワクチンを接種していないと感染した場合に高い確率で発症します。菌の毒素でけいれんや口が開かないなどの症状がおこり、死亡することもあります。

ポオリオウイルス

感染すると手足に麻痺がでたりすることがあります。日本国内では最近発症者はいませんが、世界の一部の地域ではまだ流行しています。日本に持ち込まれる可能性はあるので、予防接種は必要です。

1期:生後3ヶ月から接種できます。3~8週で3回、3回目から6ヶ月~1年後に4回目の接種をおこないます。
2期:ジフテリア・破傷風:11歳から1回接種します。

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BCGワクチン(定期接種)

結核を予防するワクチンです。スタンプ式の注射です。接種して2~4週で接種部位が赤くなったり、うみがでたりしますが、免疫が正しくついた証拠です。この反応は通常1~3ヶ月で消退します。生後5~8ヶ月で接種しましょう。遅くても1歳までには接種しましょう。

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麻疹・風疹混合(MR)ワクチン(定期接種)

麻疹(はしか)は感染力が強く1歳前後でかかりやすい病気です。発熱、咳、鼻汁、発疹を認めます。合併症に肺炎、脳炎などがあります。
風疹は(三日はしか)は発熱、発疹、リンパ節腫脹を認めます。一般的に経過は良好ですが、まれに血小板減少性紫斑病や脳炎を認めます。一番の問題は妊婦が妊娠初期に感染すると、死産や流産のほか、先天性風疹症候群(難聴、白内障や緑内障、先天性心疾患、精神発達遅延)の赤ちゃんが生まれる可能性があります。
1期:生後1~2歳までに1回接種
2期:5~7歳未満(小学校就学前1年間)1 回接種

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水痘(みずぼうそう)ワクチン(定期接種)

発熱とともに全身に水疱性の発疹がでます。合併症に脳炎、肺炎、皮膚の細菌感染症があります。
ウイルスは回復後も長く体内にとどまり、免疫が低下すると再び帯状疱疹となって現れます。
接種対象年齢は1歳以上3歳未満のお子さまです。初回接種は標準的に1歳から1歳3ヶ月に接種し、追加接種は初回接種終了後6ヶ月から12ヶ月あけて2回目を接種します。
1回目の接種後、3ヶ月以上あければ接種は可能です。

水痘(みずぼうそう)ワクチン(定期接種)

すでに水痘にかかったお子様は接種対象外となります。
定期接種対象年齢以外の方は、今までどおり任意接種ができます。

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おたふくかぜ(ムンプス)ワクチン(任意接種)

感染すると、両側または片側の耳下腺が腫れたり、熱がでたりします。
合併症として無菌性髄膜炎、男性では精巣炎、女性では卵巣炎、重篤な合併症として難治性の難聴をおこすことがあります。
1歳以上で1回、5歳前後で2回目の接種をおこないましょう。

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日本脳炎(定期接種)

日本脳炎ウイルスに感染したブタの体内で増殖したウイルスが蚊を媒体としてヒトに感染します。感染すると100人から1000人に1人の割合で脳炎にかかります。けいれん、意識障害等の脳の障害をきたします。
1期:標準的には3歳ですが、乳幼児でも発症する危険性があるため、当院では生後6ヶ月から接種します。1~4週間隔で2回接種し、2回から1年後に3回目の接種をおこないます。
2期:9歳以上13歳未満で1回接種します。
ただし平成7年4月2日から平成19年4月1日生まれで4回の接種が終わってない方は、20歳まで接種可能です。

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子宮頸がんワクチン(定期接種)

子宮頸がんは子宮の頚部に発生する癌で、年間約1万人の人が罹患し、約3000人が死亡しており、罹患率、死亡率は増加傾向にあります。以前は40~50歳代の女性が多かったですが、最近は20~30歳代が増えています。

子宮頸がんの原因となるウイルスはヒトパピローマウイルス(HPV)で、性交渉で感染します。性交経験がある女性の約80%は一生に一度は感染すると言われています。感染しても90%以上は体内から自然排泄されますが、排除されなかった一部のウイルスが持続感染すると癌化することが分かっています。
HPVは100種類以上あり、発癌性のあるのは15種類あります。その中でも癌化しやすいのが2種類(16型、18型)です。16型、18型の感染を予防するのが子宮頸がん(HPV)ワクチンです。
対象は小学校6年生から高校1年生の女児で、半年間で3回接種します。このワクチンは性交渉が始まる前に接種することが重要です。

現在HPVワクチンは定期接種にも関わらず、積極的勧奨になっておりません。 その理由は接種後の疼痛、倦怠感、失神、けいれん、集中力低下などの多様な症状があることがマスメディアで報道され、積極的勧奨が中止になってしまったためです。その後の全国調査でHPVワクチン接種歴がない女児にも同様の症状を呈することが分かりました。名古屋市の調査ではHPVワクチン接種者と非接種者の女児で症状の調査を行い、接種者の方が非接種者よりも症状の出現が少ないことが報告され、ワクチンとの因果関係はないことが分かりました。海外でも安全性が報告されており、100カ国以上の国で承認され、男子が接種している国もあります。接種勧奨を中止しているのは日本だけです。この状況が続いてしまえば、今後子宮頸がんが増加することは確実です。

子宮頸がんから一人でも多くの方を救いたいと考え、当院では対象年齢の方にワクチン接種をお勧めしています。
接種後にはめまい、ふらつき、まれに失神することがありますので、接種後30分程度は体を預けれるソファーに座っていただきます。
ワクチンで完全に子宮頸がんが予防できるわけではありませんので、20歳を超えたら定期的に検診も受けてください。
厚生労働省リーフレット

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髄膜炎菌ワクチン(任意接種)

髄膜炎菌感染症は髄膜炎菌による全身感染症で、日本では年間30例程度発生しています。
世界では年間30万人が発症し、3万人が亡くなっています。
髄膜炎菌感染症は、せきやくしゃみなどで飛沫感染します。飲み物や食事の共有、キスなどでも感染します。乳幼児と10代後半にピークがあり、死亡率は10代に多いことが特徴です。
初期症状は、発熱、頭痛、嘔吐などの風邪症状から始まりますが、症状の進行が早く、全身に菌が回って、適切な抗生剤の治療をしないと死に至る場合があります。
予防にはワクチンが有効です。学校の寮、合宿など集団生活を始める前、海外渡航前に接種するのが有効です。
詳しくはこちら(外部サイト:「よくわかる髄膜炎菌」)をご覧ください。

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インフルエンザワクチン(任意接種)

2023インフルエンザワクチン接種について

接種は、10/2(月)から12/29(金)まで下記のように行います。予約は9/25(月)から開始します。
料金は年齢、接種回数に関係なく、1回3200円です。他の予防接種との同時接種も可能です。 大人は、接種される子どもの保護者に限らさせていただきます。 1回接種している方でも、ワクチンがなくなった場合は2回目をお断りいたしますので、あらかじめご了承ください。 コロナワクチンとの同時接種も可能です。

<接種時間>
・通常の診療時間内
・平日14:00~15:00の予防接種専用時間帯
 必ずWEB・受付・電話で事前予約をお願いします。予約のない方は接種できません。

インフルエンザワクチン(任意接種)

<注意事項>

  • 当院では諸外国の接種回数にならって、6か月~3歳未満は2回接種、3歳以上で前年に接種されている方、 過去にインフルエンザに感染した方は抗体が相応にありますので、1回接種をお勧めします。 特に小中高校生は、接種歴に関わらず、1回接種をお勧めします。インフルエンザは毎年接種することが重要です。 ただし日本の従来の接種方法は、13歳未満は2回接種、13歳以上は1回接種となっています。 2回接種を希望される方はスタッフにご相談ください。
  • 10/14から12/23まで毎週土曜13時から14時までインフルエンザのみの接種をおこないます。 この時間は通常の診療時間ではないので、診察、処方は行いません。 診察希望の方は診療時間内に受診してください。 土曜日の予約は受付・電話で行います。WEB予約は行いませんので、ご注意ください。
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新型コロナウイルスワクチン(任意接種)

乳幼児(6か月~4歳)の新型コロナワクチン接種について 2022/11/9

ワクチンはファイザー社製で、有効成分(mRNA含有量)は成人ワクチンの1/10となっています。 接種回数は3回で、2回目は3週間あけて、3回目は2回目から8週間あけて接種します。

米国から、発症予防効果は3回接種でオミクロン株に対して約70%と報告されています。 副反応に関しては、接種部位の疼痛は30%程度、発熱は5~7%ありますが、成人より割合は低くなっています。 1~3回のそれぞれの接種で副反応は同じ程度で、回数が増えるにつれて副反応の割合が高くなることはありません。

乳幼児が感染した場合、保育園、幼稚園で容易に感染が広がり、保護者の方も感染します。 基礎疾患のある方、高齢者が感染すれば重症化する危険性があります。 小児の多くは軽症ですが、熱性けいれん、嘔吐による脱水、クループをきたす症例を少数ですが認めます。 感染者の増加に伴い重症例、死亡例も発生しています。 2022年1月~8月までの20歳未満の死亡例は29例あり、そのうち5歳未満の死亡例は14例ありました。 29例の死亡例の内訳は、神経疾患(脳炎、脳症)が25%、循環器疾患(心筋炎、不整脈)も同じ割合で認めました。 死亡例の半数は基礎疾患のない小児で、多くはワクチン接種をしていませんでした。

コロナワクチンはインフルエンザワクチンとの同時接種はできますが、それ以外のワクチンとは2週間あけなければなりません。 この年齢の小児は他の定期接種もありますので、接種スケジュールについてはかかりつけ医に相談してください。
接種履歴は母子健康手帳で管理しているため、接種当日は必ず母子健康手帳を持参してください。 ワクチンは100%感染を予防できる訳ではありませんが、重症化予防の側面がありますので、多くの方が接種されることを希望します。 御協力よろしくお願いいたします。


5歳~11歳の新型コロナウイルスワクチン接種について 2022/9/26

5~11歳の小児においてオミクロン株に対する発症予防効果は、30%程度ですが、入院等の重症化を防ぐ効果は約70%あります。 小児は成人に比べて、接種後の副反応の出現頻度は低かったと報告されています。

コロナに感染した子どもの多くは軽症と言われていますが、高熱が2~3日続きしんどいです。 オミクロン株が主流になり熱性けいれんを起こす事例が増えています。 今年1月から8月までに国内の20歳未満の死亡例は34例あり、7月以降は21例と増加しています。 死亡例の内訳は急性脳炎、脳症などのけいれんを起こす疾患が全体の1/4を占め、 他には循環器系の異常(心筋炎、不整脈)も同じ割合で認めました。ICUで管理される重症例は150例ほどもありました。 死亡例、重症例の2/3は基礎疾患がなく、多くの方がワクチン接種をしていませんでした。 コロナは単なる風邪と思われる方もおられますが、決して軽い病気とは言えません。

コロナに感染した方でも3か月程度で免疫は低下するので、再度感染する危険性があります。ワクチン接種でしっかりと免疫を高めた方が良いでしょう。

10月から3回目接種が始まります。3回目も1、2回目と同じ割合の副反応と言われています。2回接種後、時間が経つと免疫は低下しているので、接種し、より免疫を強固なものにしましょう。

小児コロナワクチンは9月に接種努力義務に変わりました。これは成人と同様に接種するように努めなければならないということです。コロナは当たり前の病気になり、これからもしばらく付き合っていかなければなりません。 ワクチンは感染したとしても重症化を予防する効果があります。 そしてみんなが接種することにより集団免疫を獲得し、感染を抑制することができます。どうかワクチン接種をお願いします。

子どもの接種履歴は母子健康手帳で管理しているため、接種当日は必ず母子健康手帳を持参してください。すべての子どもが接種できるように、全力でサポートしますので、ご協力宜しくお願い致します。

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就学前の予防接種について

現在百日咳予防のため、四種混合(三種混合+不活化ポリオ)を4回接種していますが、経年的に抗体価が低下するため、学童期以降の感染が問題になっています。
百日咳はひどい咳嗽を認めます。家族内で伝播し、乳幼児が感染すると肺炎や脳症になる場合もあります。
ポリオも同様に四種混合を4回接種していますが、経年的に抗体価が低下することが分かっています。ポリオは世界ではまだ根絶されておらず、海外から持ち込む可能性があります。ポリオは手足の麻痺をきたす病気で、後遺症を残す場合もあります。

日本小児科学会は、学童期以降の百日咳とポリオに対する免疫の維持のために、就学前(5歳以上7歳未満)の三種混合と不活化ポリオの任意接種を推奨しており、当院でも接種を行っています。料金は三種混合5,000円、不活化ポリオ8,000円です。
ちなみに四種混合での接種は臨床試験のデータがないため接種しておりませんので、三種混合と不活化ポリオを別々に接種する必要があります。
接種を希望される方はスタッフにご相談ください。

成人・海外渡航される方の予防接種

成人の方の予防接種をおこなっています。また海外渡航される方(小児、成人)の予防接種もおこなっています。お気軽にご相談ください。

風疹に関して、妊娠を希望される方やその配偶者で風疹抗体価が低い方は、先天性風疹症候群の予防のためにMR(麻疹・風疹混合ワクチン)を接種しましょう。妊娠中に風疹に感染すると、胎内感染により先天性風疹症候群を発症することがあります。
愛媛県では風疹抗体価の費用の助成を行っています。くわしくは愛媛県HP「風疹抗体検査事業」をご覧ください。

風疹は局所的に流行しており、追加対策として、抗体保有率の低い世代の男性に対する抗体検査、予防接種を実施します。

  • 期間:平成31年4月から3年間
  • 対象者:昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性

対象の方には市町村からクーポン券が送付されますので、それに従って抗体検査を受けてください。
抗体検査は無料で行い、抗体価が低い方は無料でMRワクチンを接種できます。通常の診療時間内で行いますが、休日当番の際も、抗体検査、予防接種を行います。
ただし予防接種はワクチン確保のために、事前に受付あるいは電話でご予約ください。

任意接種ワクチンの料金
インフルエンザ菌b型(ヒブ) 10,000円
小児肺炎球菌(プレベナー) 13,000円
高齢者肺炎球菌(ニューモバックス) 8,000円
B型肝炎 5,000円
四種混合 13,000円
三種混合 5,000円
不活化ポリオ 8,000円
日本脳炎 8,000円
子宮頸がん(ガーダシル) 16,000円
水痘 8,000円
おたふくかぜ 6,000円
麻疹・風疹混合(MR) 11,000円
BCG 10,000円
インフルエンザ 3,200円
髄膜炎菌 23,000円
A型肝炎 7,000円
狂犬病 15,000円
破傷風 2,000円
帯状疱疹ワクチン 22,000円

※表示価格は税込みです。



来院時にお子様にあった予防接種プランを作成します。
分からないことがあれば、何でも御相談ください。

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シナジス

RSウイルスは乳幼児の呼吸器感染症の原因ウイルスで、細気管支炎や肺炎を起こします。
特に早産で生まれた赤ちゃん、生まれつき呼吸器や心臓に病気を持っている赤ちゃん、免疫不全やダウン症の赤ちゃんがRSウイルスに感染すると重症化することがあります。シナジスは遺伝子組み換え技術により作られた、RSウイルスに対する抗体です。シナジスはRSウイルスに抗体として働き、RSウイルスの増殖を防ぎます。
シナジスを注射していても完全に予防をすることはできませんが、感染しても重症化を防ぎます。
RSウイルスは再感染を起こしやすいので、流行期には繰り返し感染します。そのためRSウイルスに感染しても、再感染を予防するために、シナジスは継続投与します。
シナジスは他の予防接種と同時接種が可能です。予防接種との接種間隔に決まりはありません。シナジスは独立したものと考えてください。また予防接種との同時接種で副作用が増加することはありません。


通常9月から翌年3月ないし4月までRSウイルスの流行期に月1回大腿に筋肉注射します。1回の注射の効果は約1ヶ月間持続します。注射の量は赤ちゃんの体重に合せて接種します。


シナジス接種対象のお子様は以下の方です。
RSウイルス感染流行初期において
1) 在胎28週以下の早産で、12ヶ月齢以下の新生児、乳児
2) 在胎29~35週の早産で6ヶ月齢以下の新生児、乳児
3) 過去6ヶ月以内に気管支肺異形成症の治療を受けた24ヶ月齢以下の新生児、乳幼児
4) 24ヶ月齢以下の先天性心疾患の新生児、乳幼児
5) 24ヶ月齢以下の免疫不全の新生児、乳幼児
6) 24ヶ月齢以下のダウン症候群の新生児、乳幼児


お子様の基礎疾患について知っておく必要があるので、他院で加療されている方は紹介状をご持参ください。当院は市立病院と連携してシナジスの接種をおこなっています。
予約は直接受付か、電話でお願いいたします。接種に関して、ご不明な点があれば遠慮なくご相談ください。

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乳幼児健診

身長や体重の測定、診察を行います。(月・火・水・金曜日14:00~15:00)


※完全予約制、必ず母子手帳をご持参ください。

健康診断

特定健康診査、自己負担による健康診断

上田小児科

院内ご紹介

  • 受付 受付

    アンパンマンがお出迎え。

  • 受付 受付

    分からないこと、不安なことなど、何でもお気軽にお尋ね下さい。

  • 待合室 待合室

    リラックスできる空間です。診察までお待ち下さい。

  • こども待合室 こども待合室

    感染症の方専用の待合室です。

  • プレイコーナー プレイコーナー

    絵本やおもちゃで遊びながら待ち時間をお過ごし下さい。

  • ベビールーム ベビールーム

    授乳やおむつ替えができます。

  • 診察室 診察室

    中庭の光が差し込む明るい診察室です。

  • トイレ トイレ

    小さなお子様用のトイレもあります。

Web予約はこちら WEB予約について Web問診

【お問い合わせ】

0895-25-0100

休診日

木・土曜日午後、日曜日・祝日

診療時間

〒798-0051
愛媛県宇和島市広小路1-26

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